アジア太平洋・欧州路線が拡大、安全調査と空域制限が航空運航を左右
今週末の航空ニュースは、路線拡大と運航上の制約が同時に進む展開となった。アジア太平洋では新規国際線が相次ぎ、アラスカ航空はシアトルの長距離ネットワークを欧州へ広げる。一方で、アラスカの墜落事故、シドニー空港の滑走路事案、ワシントンD.C.の一時的な運航停止、パキスタンの空域制限が、安全と地政学リスクの重さを示している。

アジア太平洋でメルボルン、コロンボ、貴陽への新路線
大韓航空は2026年12月18日から2027年3月14日まで、ソウル仁川—メルボルン線を季節運航で週3便開設し、ボーイング787-9を投入する。既存のシドニー、ブリスベン通年便を補完する動きだ。ベトジェットはホーチミン—コロンボ線を週3往復で開設し、スクートは10月26日からシンガポール—貴陽線を週3便で始める。スクートの中国本土ネットワークは16都市、週81便に拡大する。
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アラスカ航空、シアトルからアテネとパリへ長距離拡張
アラスカ航空は2027年春、シアトル—アテネ線とシアトル—パリ線を季節運航で開設すると発表した。いずれもボーイング787-9で、アテネ線は5月12日から週3便、パリ線は5月25日から週5便、いずれも10月まで運航する。アテネは米西海岸からギリシャ首都への唯一の直行便になるとしており、シアトルを12路線超の長距離国際ゲートウェイに育てる計画の一部だ。
全文を読むアラスカのチャーター機墜落、遠隔地航空のリスクに焦点
米軍によると、8月20日にアラスカ西部のCape Newenham Long Range Radar Site Airport付近で民間契約機が墜落し、乗っていた8人全員が死亡した。APはFAA情報として、機体はセスナ441で、アンカレジのTed Stevens国際空港からCape Newenhamへ向かっていたと報じた。NTSBとFAAが調査する。遠隔地のレーダー施設を支える航空任務では、天候、空港条件、運航支援体制が安全上の大きな要因となる。
全文を読むシドニー空港、相次ぐ滑走路事案で安全防壁を点検
シドニー空港では3週間で3件の滑走路・地上事案が発生し、豪当局が調査している。ABCによると、8月9日にはVirgin Australiaのパース行き便が離陸許可を受けた直後に管制から取り消され、同時にQantas QF728が滑走路横断を始めていた。距離は1,200メートル超あったとされるが、同空港ではJetstar機と牽引中のQatar Airways 777の接近事案なども起きている。Airservices Australiaは初期調査で旅客安全を損なう体系的問題は見つかっていないとしたが、手順、人員、報告基準が焦点となっている。
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DCAの運航停止と南アジア空域制限、航空会社以外の制約が時刻表に影響
ワシントンD.C.では、FAAが8月23日午前10時15分から午後1時15分まで、Freedom 250 Grand Prixと関連する航空イベント支援のため、レーガン・ナショナル空港の全発着を一時停止する予定だった。別途、パキスタンはインド登録機およびインド航空会社が運航・保有・リースする航空機への空域禁止を9月24日まで延長した。短時間のイベント制限と長期の地政学的迂回は性質が異なるが、いずれも時刻変更、機材繰り、燃料費に影響する。
全文を読む客室投資はスクリーン、Wi-Fi、プレミアム座席へ
アメリカン航空は狭胴機の全席にシートバック画面を導入すると発表した。2028年以降の新造エアバス、ボーイング機から始め、既存機の改修も進めて2030年代初めまでの完了を見込む。4K画質、USB-C急速充電、Bluetooth音声、個別化コンテンツを備え、プレミアム座席比率も約25%から約40%へ引き上げる計画だ。カタール航空は150機のワイドボディ機にStarlinkを導入済みで、CAPAによればワイドボディ機の83%超が接続済みとなり、7月には世界初のStarlink搭載787-9も投入した。
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